ドライハーブがたくさん余ったら、ハーブ染めをしてみてください。ハーブ染めをしている最中は、部屋中がハーブの香りで満たされてとても心地いいです。
いつでも手軽にできる、簡単なハーブ染めの方法を紹介します。
ハーブ染めのやり方
ハーブの種類によって、仕上がりの色は変わります。今回は、以下の4種類のハーブをミックスして染めてみました。
- ベイリーフ
- レモングラス
- タイム
- フェンネル
ちなみに上記のハーブで染めた場合、仕上がりの色は淡いレモンイエローです。
- 染めたい布や衣類
- お好みのハーブ(適量)
- ハーブを包む布や巾着袋
- ミョウバン(水カップ1に対して大さじ1杯ほど)
- 衣類が浸かる大きさの鍋(アルミ製の鍋はNGです)
ハーブの量が多ければ多いほど、濃く染まります。ミョウバンは、スーパーで手に入ります。
染めたい布が綿や麻の場合は、下準備が必要です。下準備には、牛乳または豆乳を使用します。
下準備(前日におこなう)
布を染めるときに、繊維に含まれるタンパク質と色素が反応することで色がつきます。
絹は動物性の繊維なのでタンパク質を含みますが、綿や麻は植物性の繊維のためタンパク質を含みません。
そのままでは染まりにくいので、タンパク質に浸け込む必要があります。
布が浸るぐらいの量の牛乳か豆乳水(成分無調整豆乳1:水1)を用意して、20分ほど浸け置きましょう。
浸け終えたら洗い流さずにそのまま絞り、乾かしておいてください。
1. 染める布をあらかじめぬるま湯に浸しておく
布全体を濡らしておくことで、むらなく染めることができます。
2. ハーブを布で包んでひもで縛る
ハーブを布で包むか、巾着袋に入れておきましょう。
3. 鍋にたっぷりの水と包んだハーブを入れる
鍋に、布が浸る程度の水と包んだハーブを入れます。
4. 約20分間ハーブを煮出す
沸騰してから、20分ほど煮出します。
5. 鍋からハーブを取り出し布を入れる
ハーブを取り出したら、1の布を濡れたまま鍋に入れましょう。そのまま5~10分間、弱火で布を煮ます。
ときどき菜箸で布をひっくり返すと、均一に染まります。
6. 火を止めて、5にミョウバンを入れる
ミョウバンには、色止めの役割があります。ミョウバンが溶けるように、よく混ぜましょう。
冷めるまで、そのままの状態でしばらく置きます。
7. 冷めたら布を取り出して水洗いする
染めた布を水で軽く洗い、水気を絞ります。
8. 陰干しすれば完成!
使うハーブによって、仕上がりの色はさまざま。
使い切れないハーブがあったら、ぜひ気軽にハーブ染めをしてみましょう。